源池設計室マンデーコラム

Vol.769 アアルトのふるまい学

2018.09.17

昨日は新宿OZONEで開催された塚本由晴氏の「アアルトのふるまい学」の聴講へ。
フィンランドの建築家アアルト生誕120周年を記念して、
15日から神奈川県立近代美術館でもアアルトの国際巡回展が開催されています。

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近代的ではないがデザインが洗練されているアアルトの
今回は特に「窓」にスポットをあててのお話でした。
初期の「セイナヨキの自衛団ビル」や「パイオミのサナトリウム」からの窓の変遷や
寒さや結露の対策、「セイナッツァロ村役場」の使う人への配慮、
アアルトスタジオや図書館などのトップライトなど、興味深い話ばかり。
自邸の窓にもあったように、冷気を遮るラジエーターの上の植物は
外の緑と内とを連結する役割もあったそうです。

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塚本氏の「アアルト建築の5原則」は
冬の間家の中で過ごす時間が長いからこしの工夫があり
①窓・・・多様なふるまいの統合
②大きなリビング・・・地形を彷彿とさせるような段差を含む
③家具と照明のコーディネーション
④自然素材の活用
⑤ファイヤープレイス

寒い信州の暮らしにも、私達の目指す設計にも、リンクすると事が多いです。
今回の講演のファシリテーター和田菜穂子氏(建築史家/AALTO120代表)もコラムに
「住んでみて、北欧のほとんどの家では窓にカーテンをつけないことに気づき、驚いた。
家の中が外から丸見えでもお構いなし。むしろ窓辺に花を活けたり、置物を飾ったりして、
室内インテリアを自慢気に見せているのである。」と、書いてありましたが、
私達もフィンランドを旅して、いい家だなと覗いてみると、住人の方と目が合ったり
なんて事もよくありました。
アアルトの自邸には、妻アイノがデザインしたカーテンはかかっていたましたが・・・
来年には、ヴィーキ教会などの設計の若手建築家
JKMMアーキテクツの講演会もあるそうです。こちらも楽しみ!

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