821-840
Vol.821 北欧の灯り展
2019.09.17
昨日は下諏訪町いずみ湖でのカヤックからの焼き肉で、完全一日オフ!でした。
という事で、マンデーコラムも一日遅れです。
現在、小海高原美術館(1997年安藤忠雄氏設計)で開催中の
「北欧の灯り展~照明デザインから見る灯りの文化~」へ行ってきました。
アアルト、ヤコブセンの他、ポール・ヘニングセンやユハ・レイヴィスカなど
北欧の20世紀を代表する建築家の照明器具や実例写真を紹介。
PH5やAJ Royalの器具の仕組みがわかる断面模型は面白い!
ポスターにも使われている「ミュールマキ教会」
内に入ると、無数に垂れ下がっているペンダント照明は星の様で
天窓からの光と相まって、とても幻想的でした。
今回展示もあったゴールデンベルのA330S。
レストランSavoyの空間に、真鍮という素材がマッチしていました。
懐かしくなって、フィンランド旅行写真を見直していたら
ラハティで行ったBarのペンダントも良かったなあ。
展覧会の紹介にもあった
「冬の暗い時期にキャンドルや照明器具をうまく扱いながら生活する北欧の人達」
昼間の時間が短い冬、Tarmo&Asakoの家の窓辺もキャンドルとペンダントで彩られていました。
そしてこんな素敵なキャンドルでお出迎え頂き・・・
源池設計室「フィンランド紀行」は、こちらをご覧ください。
↓
http://mondaycolumn.web.fc2.com/201401.html
http://mondaycolumn.web.fc2.com/201501.html
Vol.822 法政建築文化祭2019
2019.09.23
今、母校の熱い卒業生有志を中心に、
法政建築の卒業生と兼任講師経験者、在学生など、
とくに若手たちがもっとタテにヨコに繋がりをもって楽しくやろうぜ!ということで、
「法政建築文化祭」なる交流イベントを開催しようと準備中です。
ショートスピーチ、作品展示、古書市、講演会、パーティなどの複数のイベントが
単日に同時開催されます。
そして目玉は、今一番注目の建築家、
小堀哲夫さんによる『建築家協会大賞2度目の受賞記念講演会』
2018年受賞された「NICCA INNOVATION CENTER」や
2016年の「ROKI Global Innovation Center -ROGIC -」
今年竣工の「梅光学院大学」など、
いつかゆっくり見学させて頂きたい!
場所は法政大学市ヶ谷田町校舎、
開催日は11月9日(土)
私も、ショートスピーチなどで参加させて頂く予定です。
ご興味のある方は是非、お越しください。
Vol.823 スイッチニッチ
2019.09.30
「スイッチニッチ」なる言葉がある事を、
計画中のお施主さんから教えて頂きました。
この言葉で検索すると、色々な画像が出てきます。
ニッチは「隙間」という意味ですが、
住宅においては、壁をくぼませた部分を指し、飾り棚等にする部分で、
「スイッチニッチ」は、そのくぼみにスイッチなどをまとめて配置したものを指すそうです。
初めて聞いた言葉でしたが、普通に使っている手法でした。
今週末10月6日(日)は、松本マラソンです。
沿道で応援します!
昨年は雨で中止になってしまいましたが、今年は天気は大丈夫そう。
ただ、定員割れの様なので、
来年の東京マラソンに参加予定のM、32年ぶりに会ったけど変わらずダンディなH、
マラソン好きな高校同級生の銀行員コンビ、来年は松本マラソンに是非参加して!
Vol.824 修学旅行リターンズ@金沢
2019.10.07
1986年、ちょうど33年前の今日、高校の修学旅行へ出発しました。
東京駅へ集合し、名古屋経由の明治村→郡上八幡→奥飛騨(泊)
飛騨高山→数河高原→兼六園→芦原温泉(泊)
越前焼→永平寺→美浜→京都(泊)
銀閣寺→哲学の道→南禅寺→清水寺→京都駅から帰路・・・
という、旅芸人の様なバス旅行、
憶えているのはバスの中・・・が多いですが、
今年、同級生が金沢へ転勤となったのをキッカケに、
クラスメイト7人が集合。
兼六園の同じベンチで写真を撮りました!
広い兼六園で、事前にベンチを探してくれた金沢市民となったMくん、ありがとう。
あの頃はなかった金沢21世紀美術館の
ラビットチェアに並んで座って記念撮影するなんて、
高校時代も、21世紀美術館が出来た時も想像していませんでした。
この歳になって、こんな風に集まれる仲間がいるってありがたいなあ。
金沢から、担任だった南波先生へ皆で葉書を送ったら、素敵なお返事が。
「早いものですね。皆さん天命を知る50歳になりましたか。
さぞかし楽しい時間を過ごしたことでしょう。
次は耳順う60歳に集まる事になるのかな。
人生を大いに語り合ってください」
未だに先生から新しい言葉を教えて頂きました(笑)
Vol.825 ホワイトボードの壁
2019.10.14
玄関ドアを開け、家族用のシューズクロークを通り抜け、
洗面所で手を洗い、「今日のおやつはなんだろう」とキッチンへ向かう。
そのキッチンへ続く廊下にホワイトボードの壁を設置しました。
幅は1.8m、高さは床から天井まで。
真っ白いボードに、これから、どんな絵が描かれていくのだろう。
マグネットがきくので、家族の写真を貼ってもいいかも。
そして、どんな伝言が記されていくのだろう。
そういえば、昔、駅に伝言板がありました。
私が大学生くらいまではあったのかな?
携帯電話のない時代、黒板に白いチョーク。
待ち合わせで言葉を残す。
今思うと、駅の伝言板って、ちょっとロマンティックな感じです。
Vol.826 レイキモッキ
2019.10.21
先日、フィンランドに数年お住まいだったご夫婦とお話をしていて、
向こうでは庭先に子供の為の家があるのが素敵、
とお聞きし、旅行写真を見返したら、ありました!レイキモッキ。
レイキモッキ(Leikkimokki)
Leikki→おもちゃ
mokki→別荘
おもちゃの家!
お父さんが娘の為に、男の子は自分で隠れ家を作ったりするそうで、
制作キットがあったり、完全手作りもあるとか。
夢がありますね。
私達が見たのは、ツリーハウスも多かったような。
しかも極寒の地で、窓はガラスもなく、枝は外壁から出ていたり、
その大らかさもいいんです。
子供の頃、よく、傘の家や段ボールの家を庭につくって
秘密基地にしていましたが、
今思えば、船乗りの父がキットを買ってきてくれたらなあ、
こんなせっかちには育たなかったかも。
Vol.827 読書の日
2019.10.28
昨日10月27日は「読書の日」
半年前に松本市図書館へ予約していた本が届きましたとメールをもらい、
ミトの散歩コースでもあるあがたの森図書館へ。
その時、「今日は読書の日なので、しおりを差し上げています」と
山雅No.11頂きました!
そんな訳で、昨日がその日と知った訳であります。
事務所で定期購読している雑誌は、
「住宅建築」「新建築・住宅特集」「住む。」「Casa BRUTUS」
大塚書店さんに届けていただいており、
この間は「こばなしけんたろう」もお願いしたりしました。
電子書籍にはまだ慣れておらず、紙をめくる方がしっくりきます。
誰かのエッセイか、小説に、「物語を読むで、現実逃避できる」
みたいな事が書いてありましたが、まさにそう!
昨日から読み始めた小説は、45歳の設計事務所に勤める一級建築士が主人公。
まだのめり込めていませんが、これから現実逃避出来る位のめり込めるか…
Vol.828 富山一人旅から一年後
2019.11.04
ちょうど1年前、念願だった富山旅行(マンデーコラムVol.776)をしました。
現在、住宅の計画が富山県で進行中ですが、
お施主さんに初めてお会いした時がこの時。
それから1年後、土地探しから始まり、打合せを重ねプランが決まり、
今は詳細部分の打合せをしております。
先週は二人と1匹で富山を満喫しました。
Vol.829 北関東甲信越学生課題設計コンクール
2019.11.11
私が所属している日本建築家協会関東甲信越支部の恒例行事に
北関東甲信越学生課題設計コンクールがあります。
その実行委員会の担当になって4年目。
群馬、茨城、山梨、栃木、新潟、長野の6県の建築を学ぶ
大学生、専門学校、高校生を対象に住居に関する課題によるコンクールですが、
年々参加学生が増え、ますます盛り上がっております。
長野県には建築学科がある大学は信州大学のみのため、
他県の学生の作品に触れる事は学生にとって、貴重な経験。
学内の学生同士で競い合うのとは違い、
他大学の学生のレベルや研究室などの指導方針などによって、
考え方、構築の仕方が違うため、様々な作品があり、参加する学生はもちろんですが、
実行委員の私たちも毎年楽しみにしております。
今年度は、以前信州大学でも教鞭をとられていた坂牛卓さんに
講演と審査委員長をしていただくことになり、興味深い年になりそうです。
Vol.830 清春芸術村
2019.11.18
建築家協会の会議の帰り道、北杜市に立ち寄り「清春芸術村」へ。
以前から行きたいと思っていたのですが、タイミングよく今回見学することができました。
芝生の広い中庭を取り囲むように建築家の建築と屋外アート作品が点在し、
気持ちのいい秋のひと時になりました。
シャガールやモジリアーニなどの画家が時を過ごしたアトリエを再現したラ・リューシュ。
自然環境とは対照的だけども不思議と違和感を感じさせない安藤忠雄の光の美術館。
谷口吉生の初期の作品と思いますが、空間構成が素晴らしいと感じた、
正統派な清春白樺美術館。
宗教画家ルオーを記念した礼拝堂は厳かな時間の流れる落ち着く空間でした。
こちらも谷口吉生設計
茶室シリーズを展開している藤森照信による設計の一本足の茶室「徹」。
中に入れないのが残念。
ほかにも岡本太郎の作品やエッフェル塔の本物の階段など。
建築見学でなくてもピクニックで行くのも楽しそうですよ。
Vol.831 里山住宅博in TSUKUBA
2019.11.25
先日、里山住宅博inつくばの見学に行ってきました。
郊外居住のあり方を示す住宅博覧会で、
筑波山をのぞむ自然豊かな場所で
期間終了後、モデルハウスは住まい手に譲り渡され、
住み継がれる町になっていくというもの。
フィンランドで毎年夏、ASUNTOMESSUT(アスントメッセ)という住宅フェアが
さまざまな都市で持ち回り開催される住宅展示会がありますが、
実際に宅地を開発し、町をつくる所が似ている感じです。
今回のつくばでは、家と家の間には、「コモン」と呼ばれる広場があります。
みんなで使う、触れあえる、共有の場所。
住宅博23棟すべてが、茨城県産材を使って建てられているそうです。
私達の目的は、堀部安嗣さんと伊礼智さんの住宅。
落ち着く天井の高さ、窓や格子の配置、家具の納まりetc・・・
実際、その空間に身をおき、体感出来て、勉強になりました。
Vol.832 駐車スペースの仕上げ
2019.12.02
前回のマンデーコラムで里山住宅博inつくばの見学へ
行ってきた話をアップしましたが、
そこで多くの家が立ち並ぶ中、参考になったのが、
駐車スペースの仕上げ。
芝生を取り入れる仕上げが多かったですが、
その入れ方など、いつも悩む部分でもあるので、参考になりました。
Vol.833 ドラム耳
2019.12.09
2019年最初のマンデーコラムVol.785でたてた目標にはなかった
今年始めた事「電子ドラム」
昨年はLIVEによく行っていて、ドラムかっこいい!とは思っていましたが、
まさか始めるとは、年始には思っていませんでした。
きっかけは新聞で読んだ体験レッスンの記事。
何も楽器が出来ない、楽譜は読めない私ですが、
ちょっと行ってみようかな・・・と思って、行ったのが4月11日。
叩くのが楽しくて、そのまま月2回通う事になりました。
先生は18歳!
通い始めて9ヶ月目、家にドラムセットが来て6ヶ月。
前回のレッスンから、好きな曲を叩き始めていいという事になり、
ちょっとかじり始めています。
記念すべき最初の曲、何にしようかと友人に相談。
S「俺の思いつくのは…AC/DCとか…70年台のパンクとか…
たぶん姐さんの趣味とは全く違うよねぇ笑
ブルーハーツとか1曲できたら他の曲もできちゃいそうなイメージ。」
Y「昔の曲の方が若干技が少なそうな気もする。
速過ぎず、リズムキープが難しいからスロー過ぎず…
ロックとかも意外と単純そうなイメージがあるよね?タムも少なそうな。
ハウンドドッグとかは?
じゃなくても、その辺の時代の曲は変に凝ってない気がする。」
アドバイスを頂き、80年代の曲にしました!
最近、音楽を聴いていて、ドラムの音ばかり気になっています。
ドラム耳になったという事?
目指せ、岡本郭男さん!
Vol.834 ザハだったら
2019.12.16
東京オリンピックの会場の新国立競技場が完成し、
公開されメディアでも取り上げられています。
ザハ・ハディトの計画案から変更され、隈研吾案になったことも、
もう過去のことのように忘れられているようです。
建築費用のことは国民としてもちろん重要ですが、
個人的にはあの攻撃的な流線型のザハ建築をぜひ見たいところでした。
私が学生のころ、SF映画に出てきそうなザハのスケッチパースを見ては
あまりのカッコよさと現実社会と全く違った世界のデザインにため息を
ついていたことを覚えています。
ザハは日本でショップデザインを手掛けられたことがあるようですが、
建築は実在しておりません。
今となってはもう日本でザハ建築を見ることはできませんが、
いつか海外でザハの空間を体験したいものです。
Vol.835 信州・まつもと鍋の日
2019.12.23
マンデーコラムのネタに困った時、「今日は何の日」のページを見ます。
今日23日は「東京タワーの日」だそうで、
大好きな東京タワーについて何か書こうかなあと思っていたら
Vol.122で書いていました・・・
読み返してみると、スカイツリーもまだ建っていない頃のようです。
何の日ページで、そうだ!自分の誕生日を見てみようと4日前を捲ってみると
なんと「信州・まつもと鍋の日」だそう!知らなかった。
松本市、松本大学、JA松本ハイランド、JA松本市が連携してつくった
「おいしい信州ふーど・信州まつもと鍋開発プロジェクトチーム」が制定したとの事。
あたたかい鍋がおいしい冬を表す12月、1月、2月で、
食べ物の「19(しょく)」(食)と読む語呂合わせでそれぞれの月の19日とした。
来月も再来月もあるそうですので、
松本と言ったら、一本ねぎ!
夏に一度掘り起こしてから植え替えをするため、根元が曲がっているんです。
昨日も道の駅アルプス安曇野ほりがねの里で、束で買ってきました。
本当に柔らかくて美味しい!
来月のまつもと鍋の日は、松本一本ねぎ鍋にします。
Vol.836 2019年末
2019.12.30
明日が大晦日。
令和元年を締めくくる最後のマンデーコラムとなりました。
おかげさまで今年も多くの方たちとの出会いや引き渡しがありました。
今年は住宅新築が6件の設計監理をさせていただき、
年を越して3件の現場が進行中です。
HPを切っ掛けに依頼いただいたり、
OBさんからのご紹介も半分近く占めるようになり、
2003年に設立して以来、設計させていただいた住宅も100件を超え、
多くの方たちの支えられていることを日々実感しております。
お施主さんそして工事関係者の皆様、JIA、建築士会の皆様、ご近所さん
今年一年どうもありがとうございました。
轟 真也
一年振り返ると、今年はサプライズ!な年でした。
数年ぶりに源池設計室へお越し頂いたお施主さんがいたり、
32年ぶりに高校の修学旅行を仲間と再現したり、
保護犬ミトの実の兄に偶然会ったり、
50のサプライズパーティーをやってもらったり、
まさかまさかのドラムを習ったり!
仕事も充実し、楽しく、そして楽しく過ごした一年間でした。
来年も楽しい家づくりをし続けたいと思います。
どうぞ宜しくお願い申し上げます。
轟 洋子
Vol.837 2020年
2020.01.06
明けましておめでとうございます。
「2019年の目標」を見返してみると、
実現できたのは半分でしょうか。
今年も新たな事に挑戦しつつ、
丁寧に家づくりをしていきたいと思います。
そして自分達自身も健康第一に
仕事と共にカヤックやドラム、ライブなど楽しい事も沢山したい!です。
昨年の台風19号の被害にあわれた住宅のリフォーム工事の打合せから
2020年は仕事始めとなりました。
信じられない未曾有の被害の中、前向きに進んでいこうとしている
お施主さんには本当に勇気をもらいます。
年々増えている自然災害、今年こそはどこにも被害がありませんように。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
Vol.838 日本一の星空
2020.01.13
お正月休みは念願の阿智村へ星空観察へ行ってきました。
阿智村は長野県の南端、下伊那郡の西南に位置し、
北は木曽郡南木曽町、東は飯田市、下條村と阿南町、南は平谷村に接し、
西は中央アルプスの恵那山を境として岐阜県中津川市に接しています。
「星が最も輝いて見える場所」第一位に選ばれた場所です。
今回、行ったのは中央道・飯田山本ICから車で25分位の「浪合パーク」
ガイドさんによる解説が毎晩行われています。
おおいぬ座シリウス、こいぬ座プロキオン、
オリオン座ベテルギウスを結んで冬の大三角形や
シリウス、プロキオン、ふたご座ポルックス、ぎょしゃ座カペラ
おうし座アルデバラン、オリオン座ゲルの6つの1等星の冬のダイヤモンドなど
星空にレーザーポイントを当てながら説明してくれるので分かりやすい!
なんて贅沢な解説なんだろう。
プレアデス星団(すばる)やオリオン座大星雲もよく見えました。
最近、ベテルギウスは暗くなってきていて爆発するのではと言われているそうです。
到着した時は空一面雲に覆われていて星が見えなかったのですが、
解説の頃になると満点の星空!
良い日に巡りあえました。
また行きたい場所の一つです。
Vol.839 達磨
2020.01.21
祈願のため左目に黒目を書き入れ、成就すると右にも黒目を入れる
「目入れだるま」の風習は、江戸時代に始まったそうです。
今住んでいる松本市では、小正月に「三九郎」を行います。
三九郎は、正月飾りやダルマなどを焼いて無病息災を願う伝統行事。
松本界隈では「三九郎」と呼びますが、北信などは「どんど焼き」と呼ばれています。
前の年の達磨は子供たちが集めに来て、ここで燃やされ、
その年の新しい達磨は松本あめ市や厄除観音の時に購入。
私の生まれ育った市川では、こういった風習はなかったです。
なので、住宅のプランの打ち合わせの時に、
達磨の場所を決める事も多いです。
土地柄もあるのでしょうか。
三九郎という行事、ずっと受け継がれてほしいですね。
Vol.840 大谷石
2020.01.27
大谷石は栃木県宇都宮市大谷地区で採掘される緑色擬灰岩。
古くから、火に強いことからかまどに使われたり、
建物の土台石、敷石、土留め、蔵、倉庫などの積み石、
その他外装、内装の建築用材にも使用されています。
フランク・ロイド・ライト設計の旧帝国ホテルで大谷石の特徴である
素朴で柔らかく温かみのある質感が遺 憾なく発揮され、ブームとなりました。
先日、その大谷石採掘場の見学へ。
ダイナミックな空間に圧倒されました。
Hana Restaurantさんの客席から見える壁にも大谷石。
この風合いが好きなんです。
栃木県高根沢町にあるJR宝積寺(ほうしゃくじ)駅、
その横にある「ちょっ蔵広場」は大谷石がふんだんに使われています。
駅も含めて設計は隈研吾氏。