741-760
Vol.741 逆巻き
2018.02.26
昨日と一昨日、駒ヶ根市で開催した「ピアノ教室の家」さんの
完成見学会に多くの方にお越し頂き、有難うございました。
自宅に戻ってほっと一息ついた所、素晴らしいニュース。
東京マラソンで2時間6分11秒の新記録。設楽選手おめでとうございます!
私の高校3年間クラスメイトのMも初参戦で完走でした(こっちもおめでとう)
私達の現場では、窓廻りにロールスクリーンを取り付ける事が多いのですが、
その取付方法も幾つかあります。
窓の枠の中に天井付にすると、すっきりとした納まり、
窓の上に正面から取り付けると、窓をすっぽり隠す事が出来ます。
【枠内納め】【窓上取付】
また巻き方も、巻き上がった部分が正面に見える通常のタイプと、
「逆巻き仕様」と言って、そのロール部分を
正面から見せない様にスッキリと見せるタイプがあります。
後者の場合、正面からのチェーンの操作が、通常のタイプと比べると
操作しにくいかも。
【通常の巻き方】【逆巻き仕様】
なので、取り付ける場所や見せ方などを考慮して決めていきます。
「防炎ラベル」や「洗濯表示ラベル」など、生地の裏面に縫い付けられているラベルの
取付面も指示が可能です。
こんな細かい配慮は、いつもお世話になっているカーテンのPSYに教えて頂きました。
Vol.742 まちゼミat ジュエリーサロン鶴
2018.03.05
「松本まちなかゼミナール 」も今回で9回目なんですね。
これまで、ノットアノットさんでの「アイロン講座」、キルシッカさんで「パネルつくり」
クッチーナにし村さんで「ドレッシングづくり」に参加しました。
まちゼミの広告が新聞に入ると、何に参加しようか、毎回ワクワクします。
今回はジュエリーサロン鶴さんで開催された「木のボールペンつくり」に行ってきました。
以前からBarBRORAに行く度に気になっていたお隣の素敵な蔵づくりの建物。
ここに入る事が出来たのも嬉しかったし、初めて旋盤を回す事が出来た事も良かったし、
何より世界に一つのボールペンを作れた事が最高でした。
Vol.743 2017年度大江宏賞公開講評審査会
2018.03.12
先週、大江宏賞のファイナリスト達の資料が手元に届きました。
いよいよ今週末、審査会です。
OB審査員として今年も参加させていただく事は光栄な事ですが
私自身もとても緊張しながら、資料を読んでおります。
大江宏賞は、1984年建築家大江宏先生の法政大学工学部建築学科教授退任にあたり
その記念事業の一つとして、その折の拠金の一部を基に実施することになったものです。
法政大学市ヶ谷キャンパス市ヶ谷田町校舎にて開催します。
→http://www.design.hosei.ac.jp/archi/?p=1173
昨年拝見した大学院生の修士設計は、どれも力作で、情熱が感じられ、
自分自身の日々の仕事にもプラスになったと思います。
嬉しい事に、審査会後もファイナリストの若者たちとも繋がりが生まれました。
去年の様子はこちら
→http://www.hosei-archi-ob.sakura.ne.jp/ohe_award/2016/大江賞13/ooe13.htm
そして翌日はお疲れ様会として、高校時代のメンバーとの再会も楽しみであります。
Vol.744 J39
2018.03.19
先日、ボーエ・モーエンセンの代表作であるJ39が事務所に届きました。
この椅子は、シェーカーデザインからインスピレーションを受け、
デンマーク生活協同組合(FDB)の依頼により、庶民のための椅子として
1940年代にデザインされましたもので
コストを抑えるために、椅子のパーツを最小限にし、
4つのパーツ(脚・背・座面・脚の間を支えるスティックバー)から構成。
座ってみると分かりますが、背板のカーブがなんとも背中にフィットし、
またペーパーコードの座面の柔らかさも座り心地を良くしています。
モーエンセンは、デンマークのオルボー生まれ。
CH24、通称YチェアのハンスJ.ウェグナーと並び北欧家具デザインの礎を築いた一人です。
10年前にお引渡しをした家にもダイニングチェアとして
この椅子を選びました。
シンプルだけど、存在感のある大好きな椅子です。
今年は、まちなかアトリエで、ペーパーコード編みの
ワークショップを開催したいと画策中!
Vol.745 北関東甲信越学生課題設計コンクール
2018.03.26
23日、24日の二日間にわたり第12回目となる
北関東甲信越学生課題設計コンクールが行われました。
会場は恒例となりました前橋工科大学です。
今年の講演会は「人の集まり方をデザインする」と題して
東京大学の千葉学先生に講演いただきました。
デビュー作や近作などから建物の空間のつくり方や
スタディーの過程、周辺環境との関係など、
大変興味深く、正統派な印象の内容でした。
課題設計コンクールでは北関東6県の大学生、専門学校生
、高校生から38作品がエントリーされました。
長野県からは信州大学、池田工業高等学校、飯田OIDE長姫高等学校
から6人が参加し、それぞれの部門で支部長賞、銀賞、銅賞を受賞し、
長野地域会の担当委員として誇らしい年になりました。
今年度は私も講演会と表彰式の司会を仰せつかり、
大変ではありましたが充実した二日間となりました。
Vol.746 サクラサク
2018.04.02
昨日4月1日、松本城の桜、開花宣言しました。
「国宝松本城夜桜会」は、4月4日(水)から11日(水)まで開催。
堀沿いの桜のライトアップも4日からなので、夜散歩も楽しみです。
源池設計室の「桜」をキーワードに考えてみました。
まず思いついたのは、さくらちゃんの家。
最初に会った時は幼稚園生だったのに、もう大学生?
時の流れは早いです。
Vol.747 林さとこ音楽教室
2018.04.09
先月お引渡しの駒ヶ根市飯坂の「林さとこ音楽教室」さん。
グランドピアノも2台も無事に納まり
この春からオープンしました。
Vol.748 妄想富山旅行
2018.04.16
少し前、富山ひとり旅を計画しておりました。
お施主さんのAさんも、北陸新幹線が通ってすごく近くなりましたよ!と
お勧めしていただいていたのですが、残念ながら実現せず。
【計画表】
7:30 松本駅発 JR快速おはようライナー
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8:00 長野駅着
8:45 長野駅発 JR新幹線かがやき503号・金沢行
↓
9:31 富山駅着
↓
市内電車3系統環状線「県庁前駅」下車
「高志の国文学館」(設計:CAnシーラカンスアンドアソシエイツナゴヤ)
↓
市内電車3系統環状線「グランドプラザ前駅」下車
「TOYAMAキラリ」の「富山市ガラス美術館」(設計:隈研吾)
↓
「レストラトゥール」でランチ
↓
富山駅へ戻って
「富山駅北」(JR富山駅北口)から富山ライトレール「東岩瀬」下車
岩瀬の町並みへ、木彫刻師・岩崎努さんのアトリエにも寄りたい
↓
16:00 Iさん、Nさんと合流。海の幸「白エビ」を味わう。
↓
19:00 LIVEスタート
↓
LIVE終了後、興奮と感動を味わいながら3人で帰路、長野へ。
妄想で終わってしまった富山旅。
先日、Iさんからセトリを送ってきてくれました。
ああ~、やっぱり行きたかった!
Vol.749 四阿
2018.04.23
先週の夕飯は事務所でコンビニ弁当が続いたので、
気分を変えて、昨日の朝は、ミトを連れ、珈琲とサンドイッチを持って、
城山公園にてアウトドア・モーニング。
ここは昔、犬甘城(いぬかいじょう)、今も残る空堀は山城当時の構造物の跡だそうです。
郭の中では一番広い四の郭にある四阿(あずまや)で朝食。
「四阿」の「阿」は棟の意味で、四方に軒を下ろした寄棟です。
ここで珈琲を飲みながら、雪が残る北アルプスを眺めていたら
思い出したのが、ヒュビンガーの四阿。
ASUNTOMESSUTの為、ここの庭と四阿のデザインをしたのが友人のASAKO.H
ここで珈琲をご馳走になりました。
また行きたいなあ。フィンランド!
マンデーコラムの『Finland紀行』はこちら
↓
http://mondaycolumn.web.fc2.com/201401.html
Vol.750 階段っておもしろい!
2018.04.30
ニューハウス出版社の「階段っておもしろい!」という本に
自宅の階段写真を掲載していただいたのが、もう13年前。
それから色々な階段が出来ました。
やっぱり、階段っておもしろい!
Vol.751 スツールの座編みワークショップ
2018.05.07
テーブル制作でお世話になっている
「ハンド ワークス ファクトリー」の久留聡さんを講師に迎え、
スツールの座網みのワークショップを5月4日
源池設計室まちなかアトリエにて開催致しました。
この編み方を覚えると、色々なものに応用出来そうです。
楽しいWSとなりました。
久留さん、ご参加の皆様有難うございました!
Vol.752 家のメンテナンスを楽しむ
2018.05.14
私達のつくる住宅では、触れた時のやさしい感じが好きで
無垢の木をよく使います。
床だったり、外壁の板だったり、キッチンだったり。
やさしい素材なだけに、お引渡し後どうしてもお手入れが必要になってきます。
ゴールデンウィークに家族でメンテナンスするよ!というお話は
よく聞きますが、今年もGW前にお施主さんからお電話で
「休み中にウッドデッキを塗ろうと思っているのですが、
塗った色が廃盤のようで、どうしたらいいでしょうか?」
と相談がありました。
えーっ!あの好きな色が廃盤(泣)
まずは塗料メーカーに電話。
すると「一度は廃盤になったのですが、また復活しました!」との返答。
お施主さんも無事に塗料を手に入れる事が出来、
私たちはその色がなくならなかった事にひと安心。
また、別のお施主さんからは
「13年目にして、初めて障子の張り替えをしました!」
と写真を送ってくれました。
お施主さんの手に渡った、わが子の様な家が
楽しくメンテナンスをし、大切に、丁寧に、育てられている事、
本当に設計士冥利に尽きます。
有難うございます!
Vol.753 ほしい椅子
2018.05.21
今、事務所にある椅子は
ハンス・J・ワグナーのYチェア、ボーエ・モーエンセンのJ39と3236、
エリック・マグヌッセンのチェリックチェア。
自宅にイームズのLCW ラウンジチェアとロッキングアームシェルチェア。
でもまだまだ、ほしい椅子があります。
ハンス・J・ワグナーの「ザ・チェア」だったり、
アルネ・ヤコブセンの「エッグチェア」だったり。
歯科手塚医院さんの待合でよく読む雑誌「自遊人」。
この雑誌によく出てくる温泉宿の「里山十帖」には
名作家具や先ほどの宮崎椅子製作所の物を中心に
ギャラリーが設置されていて、
実際に座り心地を体験できるようになっているそうです。
この宿自体も素晴らしい!
雑誌で一目惚れなのですが、新潟県南魚沼市にあります。
椅子もほしいけど、この宿にも泊まってみたい!
Vol.754 把手
2018.05.28
午前中は進行中の物件の玄関ドアの把手の打合せをしていたのですが
ちょうど写真を整理していて、フィンランドの色々な把手が出てきました。
Vol.755 職場体験学習 其の六
2018.06.04
今年の中学生の職場体験の敷地は、最近計画が始まりましたYさんの敷地。
去年のAさんの敷地は、この秋から着工予定、
その前のIさんの敷地は、この夏竣工です。
実際にどんなものが建ったのか、中学生にも見てほしいので、
計画中の敷地選んでいます。
一人はダイニングの近くに薪ストーブのある家、
もう一人はキッチンに「フライパンを置ける石」のある家。
なかなか二人とも、面白いアイデアがあり、色々考えているのがすごい。
ヒノキの香りが好きだというのもシブい!
何より楽しんでプランしたり、模型を作ったり、写真を撮ったり、活き活きしていました。
夏休みにも一人来る予定です。
これまでの職場体験のコラムはこちら
↓
マンデーコラム Vol.704
Vol.756 ブログへの登場
2018.06.11
先日ブログに、来年春着工予定の敷地に咲いていた花のことを書きました。
そうしたら、お施主さんから嬉しいメッセージ。
「もしかしたらあの土地?と思い、
ついに私達の話も出てくるようになった!と、うれしくなりました。」
もうすぐ15年、続けているコラムやブログを誰かが読んでいてくれる事は
本当に励みになります。
いつもコラムを読んでくださる近所のYさんとは、13年間、
毎週メールで往復書簡しておりますが、ブログに登場していただいた際も
喜んでくださり、感激しました。
この間、高校の同級生と会った時、
「ブログにのっていたMって、俺だろう?嬉しかった。
宇田川(←私の旧姓)のブログは、いつもチェックしているよ」にはビックリ。
どこかで誰かと繋がっている。
継続できる事の源。
そして色々な人にブログに登場していただいている事。
沢山の人からパワーをもらい、今日まで続けてこられている事に感謝です!
Vol.757 ペンダント照明検討ふたたび
2018.06.18
ここ源池設計室まちなかアトリエに事務所を引っ越す際、
すごく迷ったのが、打合せの土間スペースのペンダント照明。
『マンデーコラムVol.617 ペンダント照明検討中』では、
ブナコ、カイザーイデル、Ikono・・・など、悩んでいる様子が書いてあります。
最終的には、安心のド定番、トルボー220にしました。
現在、進行中の店舗の現場でもペンダント照明を検討中。
松本市内のBar BRORAの照明器具取り替えでお世話になった
輸入照明器具を扱っている株式会社ELUXさんもかなり検討しました。
第一候補:ヤコブセンランプ・323F-216
第二候補:ルイスポールセン・モザーペンダントΦ185
第三候補:LIGHTYEARS・カラヴァッジオP1
第四候補:ブナコランプ・P1441
第五候補:bisque01
第六候補:ピート・ハインのSUPER EGG
さて結末は・・・
Vol.758 YAYOIちゃんと
2018.06.25
松本市美術館で開催中の「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」
ショップで販売中のYAYOIちゃんプラッシュは松本限定版です。
そのYAYOIちゃんと旅する写真をインスタとかにアップするのが流行りだと、
犬仲間の方にお聞きし、さっそく私も連れて歩いてみました。
Vol.759 お弁当
2018.07.02
5月22日、何の気なしにツルヤでお弁当箱を買って40日。
その時のブログでも週3日位作れたらなあ・・・と書いていますが、
6月末日までで、打率5割6分4厘。
週3というと、4割2分8厘。
という事は、いい線いっているでしょうか。
お弁当を作るから、炊飯器も良いものにしたい!・・・と購入したのが
バーミキュラライスポットミニ。
こちらもブログにアップしていました→6月22日ブログ
やっぱり美味しい。
最初使った時、周りについたご飯が取りづらいなあと思い、ネット検索。
同じ悩みの人がいた!
『炊き上がり直後でなく、10分位蒸らすと、くっつきません』
試してみたら、その通りでした。恐るべしyahoo知恵袋。
このライスポットで作るトロトロ角煮も最高です。
Vol.760 断熱材
2018.07.09
家を建てる時、大切なのが断熱材。
断熱材にもたくさんの種類があり、施工方法も幾つか方法があり、
同じ断熱材でも、密度、厚さなどが違えば、性能も異なってきます。
断熱性能をあらわす時に用いるのが熱伝導率[W/(m・K)]
これは熱の伝わりやすさを表わす単位で、
値が小さいほど断熱性能が高いことを示しています。
よく使用する断熱材の熱伝導率をまとめてみました。
*高性能グラスウール16K → 0.038
*高性能グラスウール24K → 0.035
*A種押出法ポリスチレンフォーム保温板3種b → 0.028
*硬質ウレタンフォーム保温板2種2号 → 0.024
*吹込み用セルロースファイバー25K → 0.040
*羊毛(ウールブレスV-100) → 0.040
断熱性能を上げると、コストも上がります。
ハウスメーカーの様に、断熱の性能基準を示す
UA値(外皮平均熱貫流率)の数値だけに拘るなら、
窓を小さくすればいい。
でも快適性は?風が通り抜ける気持ちよさは?
2020年からは「平成25年省エネ基準」が新築住宅には義務化されます。
地球温暖化対策なのは分かるのですが・・・
数値と住まいの心地良さにいつも悩んでおります。